業務用エアコンの室外機は、台風などの強風・豪雨で壊れたりしない?
台風の時、エアコン室外機って何か保護した方がいいの?
「台風」と言えば夏のイメージですが、実は台風シーズンは10月もまだ続いています。過去には11月に上陸したこともあるんです。そこで気になるのが、外にあって、風雨にさらされっぱなしのエアコン室外機。「台風による強風や、豪雨でも大丈夫なの?」という疑問にお答えしましょう。
エアコン室外機 VS 豪雨
ファンに隠れて外からは見えづらいファンモーターですが、外気にさらされているので、強い横風が吹くと雨水が入ってしまう状態。
雨水があまりにもたくさんかかるような状況なら、故障してしまう可能性もなくはないです。
また、室外機内の基盤は、防湿や塩害対策はしてありますが、防水加工は施されていません。
基盤は雨が直接かからない内部にあるとはいえ、集中豪雨や洪水で床下浸水のような事態になれば、どうしようもありません。
低い土地など浸水の心配がある場合は、架台への設置も検討した方がいいでしょう。
また、室外機をキレイに掃除しようとして、ホースなどで水をかける時も要注意。
ほとんどの場合問題は起こりませんが、経年劣化で隙間ができたところへ横側や裏側から強い水圧で水をかけると、中まで入り込んでしまうことも。
めったにないことですが、念のため水をかけるのは上側からだけにしておきましょう。
エアコン室外機 VS 強風
室外機のファンに強風が当たり、モーターが逆回転してエアコン室外機が故障することもまれにあります。
さらに、エアコンを稼働させている時に逆回転してしまうと、物理的な負荷が増してしまいます。
業務中にエアコンを止めることは難しいかもしれませんが、業務時間外に台風が接近しそうで、室外機の設置場所が強風にさらされる可能性がある場合は、室外機をブルーシートなどで包むのも一つの手です。
また、さらに怖いのはエアコン室外機の「転倒」です。
エアコン室外機が転倒するような事態になると、近くを通行していた方に危険が及ぶことも。
エアコン室外機が屋上に設置されている場合は、転倒から転落と危険度も上がってしまいます。
最近の台風は大型化していますから、強風で飛ばされないようにエアコン室外機の転倒対策も行いたいですね。
新規導入をご検討ならば、強風に耐えられるよう、室外機の据え付け脚の強度を強化しているダイキンの業務用エアコンを選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
また、三菱には、台風やビル風等の強風が吹出口に直接吹き付ける場所での送風機の保護に「エアガイド」のオプションがあります。
転倒対策は、盗難対策にも。
もし、台風などの強風・豪雨の後、エアコン室外機の調子がおかしいな?と思ったら、エアコンコムにご連絡ください。
施工スタッフが現地の状況を確認し、部品交換か室外機交換かを判断させていただきます。
また、台風対策をしたい方からのご連絡もお待ちしております。
エアコン室外機をしっかり固定することで、転倒対策のほか、盗難対策にもなりますよ。