業務用エアコンの故障原因と対処方法
エアコンが故障したいみたい・・・そんなときは本当に故障しているのかセルフチェックしてみましょう!
エアコンの故障原因は様々です。
寿命が切れて交換しなければならない場合もあれば、ちょっとしたセルフメンテナンスで直る場合、そもそも故障ではない場合もあります。
まずはセルフチェックをして、本当に故障しているのか確認してみましょう。
業務用エアコンが全く動かない場合
停電、ブレーカーが落ちている、ヒューズ切れではありませんか?
業務用エアコンのブレーカーは、通常の配電盤の中ではなく別の場所に設置されていることが多いです。
何かのスイッチと勘違いして、誰かがうっかりブレーカーを落としている可能性もあります。
ワイヤレスリモコンの電池は切れていませんか?
リモコンの電池切れで赤外線の発信が弱くなっている可能性があります。
新しい電池に交換してください。
エアコン本体の故障ではなく、ワイヤレスリモコンが故障していませんか?
リモコンの赤外線発信部分を、携帯電話のカメラやデジカメの画面に映しながら、何かボタンを押してみてください。
発信部分が光ればリモコンから赤外線は発信されています。
リモコンの発信は赤外線なので人間の目には見えませんが、カメラを通すと見ることが出来ます。
エアコン本体のリモコン受信部に日光や強い照明光が当たっていませんか?
リモコン受信部に強い光が当たっていると、リモコンの赤外線をうまく受信できない場合があります。
部屋を暗くして確かめてください。
業務用エアコンの効き(冷えや温まり)が悪い場合
フィルタがホコリ等で目詰りしていませんか?
エアコンの効きが悪いとき、多くの場合はフィルタの目詰りが原因です。
日常からフィルタ清掃をしていますか?
フィルタのホコリを掃除機等で除去するだけで、エアコンの効きが驚くほど変わる場合があります。
エアコンの送風口が上を向いていませんか?
暖かい空気は上部に集まる傾向があります。
特に暖房として使用する場合、送風口が上を向いているとお部屋の温まりが悪くなります。
エアコンの吸込口や吹出口、室外機の前面に障害物はありませんか?
空気の流れを物理的に遮断していますと、当然エアコンの効きは悪くなります。
エアコンのサイズ(馬力)は部屋の大きさに対して合っていますか?
部屋の大きさとエアコンのサイズ(馬力)が合っていないと、特に暑い日、寒い日はエアコンの効きが悪く感じられます。
お部屋に直射日光が当たっていたり、強い熱源がありませんか?
エアコンは部屋の大きさに対して最適な馬力で設置しますので、思わぬ熱源がある場合は冷房の効きが悪く感じられます。
これらの症状は故障ではありません
水が流れるような音がする
冷媒が流れる音なので問題ありません。
冷房運転中に送風運転に切り替わった
エアコン本体に霜が付くのを防止するために自動的に送風運転に切り替わることがあります。
しばらくすれば自動的に冷房運転に戻ります。
暖房運転中に運転を停止しても送風機が止まらない
余熱を取るために、運転停止後に数十秒間エアコンが動き続けることがあります。
運転時に室外機の送風機が回っていない
外気温が高い時の暖房運転では送風機を止める機能が働くことがあります。
冷房運転でも外気温が低くなると、運転する送風機の数を自動的に制御する機能が働くことがあります。
「ピシ」という音がする
温風によりプラスチック部品等が伸縮する際に発生する音です。
その他の確認項目
ワイヤードリモコンのエラーコード一覧もご確認ください。
これらをセルフチェックして、解決しなかった場合には専門家にご相談ください。