業務用エアコンの消費電力を下げる方法!その省エネ効果は?
少しずつ消費電力を浮かせて、電気代と地球環境を守る!
電気代の気になる業務用エアコンですが、消費電力を下げる方法があります。
基本的にエアコンにかかる負荷を下げれば消費電力が低下し、電気代も下がります。
この項目では業務用エアコンの負荷軽減方法と、おおよその消費電力の計算方法を説明いたします。
業務用エアコンの負荷を軽減する方法
エアコンの電気代、馬鹿にならないですよね?
特に真夏・真冬の電気代を見て、唖然とすることがあります。
あの背筋が凍りつく感じ、嫌ですよね(夏場は冷えてちょうどいいかもしれませんが)。
業務用エアコンの電気代を抑えるためには負荷を軽減するのが良いですが、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
答えは、定期的な清掃とメンテナンス、温度設定にあります。
考え方は家庭用エアコンと全く同じですね。
エアコンのフィルタにはすぐにホコリが溜まってしまい、これにより吸気に余分なエネルギーが必要になります。
場合によっては25%程度余分なエネルギーを必要としますので、この問題を取り除くだけでエアコン効率は良くなり消費電力を抑えられます。
消費電力を抑えると環境にも優しいので、エアコンのフィルタ清掃をすることは地球を救うことに繋がるのです!
ちょっと大げさに言ってみました。
フィルタの清掃について
業務用エアコンの清掃方法には、自分で清掃する方法と業者に清掃を委託する方法の2種に分かれます。
詳しくは下記のページを参照してください。
ご自身の日常清掃と業者の定期清掃を併用すると、効果は抜群ですよ。
温度設定によって消費電力を下げる
また、温度設定によっても消費電力を下げられます。
一般的には冷房の場合、温度設定を1℃上げることにより消費電力を10%程度抑えられると言われています。
10%の差は大きいので、消費電力のためにはできるだけ温度設定を上げておいたほうがいいですね。
ただ、室内が暑くて業務に支障をきたすようでは本末転倒です。
エアコンを設置している意味がありません。
店舗の場合、お客様に不快感を与えてしまい、売上が現象してしまうなんてことも。
最近はエコ意識が強すぎてそのような状況になっている会社さんをたまに見かけます。
何でもやり過ぎは良くないので、状況に応じて使い分けをする意識が大切だと思います。
一般的には冷房の温度設定は28℃が推奨されています。
酷暑の夏場、業種によってはこれではかなり暑く感じる場合もありますし、店舗の場合は暑い外から来られたお客さまにとっては涼しさを感じにくい温度です。
消費電力も大切ですがエアコンの効果と効率も大切ですので、掃除やメンテナンスと合わせてバランスを取っていくことが重要です。
業務用エアコンの種類や、最新エアコンの導入でも省エネが可能
他にも消費電力を抑える方法はあります。
エアコン購入時に「同時型」でなく「個別型」を購入すれば、複数のエアコンを個別に調整することができます。
1つだけ運転させ、もう1つは止めておくことで電力消費を抑えられますね。
また、最新のエアコンに買い換えるだけでも消費電力は抑えられる可能性は高いです。
エアコンの燃費性能は年々上がっていますので、5年前のものと比較すると電気代が半分程度になる場合も。
15年、20年と使っているものであれば、それこそ数倍という単位で電気代が変わってきます。
詳しくは下記のページを参照してください。
最新の業務用エアコンにすると電気代を50%以上削減できる!?
業務用エアコンの消費電力の計算方法
あくまで概算となりますが、以下のように計算できます。
▼業務用エアコン、4馬力のものを3台、1日6時間稼働した場合
1馬力=0.75キロワット(kW)として、
4馬力=3kW
3kW×3台=9kW
9kW×6時間(h)=(1日の消費電力最大およそ)54kWh
これを、1日あたりの電気使用料金に換算すると・・・
消費電力最大1日54kWhを、 低圧動力1kWh 12円で計算するとして
12円×54kWH=648円
となります。
※この他に、電気代の基本料もかかってきます。
ただ、上記の通り業務用エアコンの状況、外部状況によって使われるエネルギーは変わってきます。
あくまで概算ですのでご了承ください。