エアコン室外機の盗難対策!その具体的な方法とは?
エアコン室外機の盗難が増えているのでご注意を!
最近、エアコン室外機盗難のニュースをよく目にします。
これは業界にとっても大きな問題となっています。
実は弊社でも、室外機盗難についてお客様から相談されることが増えてきています。
今回はエアコン室外機の盗難対策について解説いたします。
なぜ室外機が狙われるのか?
室外機が盗難される理由ですが、これは室外機として他で使う目的ではありません。
室外機の部品の中に銅やアルミなどが使われていて、金属買取業者に持ち込むと数千円程度で買い取ってくれるからです。
以前には銅線などの盗難がニュースになりましたが、現在では室外機が狙われ始めているわけです。
それも別の場所で室外機として働くわけではなく、バラされて単なる金属として扱われるのが何とも不憫です。
そもそも盗難されることが不憫なんですけどね。
室外機が狙われるもう一つの理由
室外機が狙われるもう一つの理由は、室外機は文字通り室外にありますので比較的盗みやすいという問題があります。
特に最近では、室外機の重さが以前に比べてとても軽くなり、持ち出して盗難しやすくなったことも指摘されています。
我々業者としては室外機が軽くなり作業がしやすくなってありがたいのですが、まさかこんな弊害があるとは思いませんでした。
エアコンを使わない季節ですと、盗まれても気づかないということも問題です。
春や秋に盗まれていて、夏や冬になって初めて気づくなんてことも多いんです。
皆さんは普段から室外機を見守っていますか?なかなか見ていないですよね。
具体的な室外機の盗難対策
まず大前提として、持っていく人は何をしても持っていくので完全に防ぐことは難しいというのは正直なところです。
室内の泥棒対策にしても、カギを複数付けて窓を二重にしても100%防げるということはありません。
それと同じです。
その上で、いかに盗まれにくくするか、盗む側が諦めるようにするかがポイントです。
この考え方も通常の泥棒対策と同じですね。
弊社では、室外機の固定に軽いプラスチック製の固定ブロックではなく、コンクリート製のブロックを使用しています。
コンクリート製のブロックで固定するとかなりの重量が加わるので、盗難対策になりますし転倒の危険を防ぐこともできます。
市販の対策グッズとしましては、南京錠で固定する、光で警戒(防犯ライト)、音で警戒(防犯用砂利)、防犯カメラ(ダミーも可)を付けるなどの対策があります。
また、家庭用ではエアコンを使用しない時期に、盗難対策として室外機カバーをかけることもありますが、これはあくまでエアコンを使用しない時だけのもの。カバーをかけたまま室外機を運転すると、空気の吸込口や排出口をふさいでしまい故障の原因にもなるため、季節を問わず稼働させる業務用エアコンには不向きです。お気をつけくださいね。
より厳重に盗難対策をしたい!
より厳重に対策をしたい場合は、室外機を柵などで覆うのが有効です。
柵の設置については、お客様からのご希望がありましたら相談の上対応しています。
ただし、室外機の設置場所によっては柵などを設けられない場合がありますので、もし防犯のために柵のとりつけをご希望されるのであれば、現地調査の担当者へまずはご相談ください。
現地に合った方法をご提案させていただきます。