エアコン設定温度が「1~3℃」違うと、夫婦ゲンカが勃発しやすい?
エアコンの設定温度が「1~3℃」違うだけで、相手にイラッとしてしまう!?
夫婦仲は良いものの、どうしてもエアコンの温度設定で意見が合わず相手にイラッとした経験はありませんか?あるアンケート調査によると、1~3℃違うだけで相手にイライラしてしまうという結果が出ていました。
たった「1~3℃」では済まされない
三菱電機による「パートナーに対する意識と実態調査」で、エアコンの温度設定は、何度違うとイライラするのかという、面白い調査項目がありました。体感温度が違いすぎるとどちらに合わせるべきか迷いますよね。
知り合いの夫婦は、平均19度で設定するほど暑がりの旦那さんと、エアコンが苦手な奥さんの場合は、夏はほとんど別の部屋で過ごしていると話していました。
極端に体感温度が違いすぎる夫婦もいるようですが、調査の結果は、なんと「1~3℃低い(39.4%)」または「1~3℃高い(38.5%)」と回答した方がダントツ。
たった1~3℃の温度差でも、イライラの原因になってしまうとは。エアコンの温度問題は深いですね。
ちなみにどちらが譲歩するかの質問では、「夫が折れる」が58.0%という結果になっていました。基本的には妻を優先した温度設定にならざるを得ないようです。
「節約」という観点からエアコンの温度を考える
体感温度から視点を「節約」に変えてみます。
ダイキン工業のホームページによると
エアコンの設定温度は「冬は低めに、夏は高めに」が、省エネのポイント。暖房は20℃、冷房は28℃が、お勧めの設定温度です。設定温度を1℃変えることで、消費電力を最大10%程度削減することができます。暖房設定温度を1℃下げると約1,170円/年注1、冷房設定温度を1℃上げると約670円/年注2の節約にもつながります
と、書いてありました。
設定温度を「冬は低めに、夏は高めに」というのを守ると、節約に繋がる。
たった1℃の温度設定で、消費電力が10%も削減され、1年間で1000円以上も差がでるのは大きいと思います。
相手のためにガマンというより、家計のために協力しあうという考え方にするとイライラも軽減するかもしれませんね。
エアコン以外で温まる対策をとる
とはいえ、暖房を使っているこの時期は、暖房が20℃なんて寒すぎると思った方も多いのではないでしょうか。
今年は暖冬とはいえ、12月~2月の寒さは厳しい。無理にガマンをして風邪を引いては本末転倒ですが、エアコン以外で温まる対策をとると、設定温度は低めでも温かく過ごせます。
1.加湿器を使う
体感温度を上げるには、湿度を上げることが効果的です。風邪予防にもなるので、エアコンの暖房と加湿器はセットで使うようにしましょう。
2.着るものを1枚プラスする
温かいインナーで衣類の下から温めたり、着る毛布などで上から温めたり。着るものを見なおして、両方から温めて見ると温かさが違います。
3.身体を温めるものを食べる
ホットドリンクはもちろん、身体を冷やすコーヒーではなく生姜の入った飲み物など、より体温が高くなるドリンクを飲むようにするのもおすすめです。チューブの生姜を紅茶に入れることも便利ですが、オフィスでは市販の生姜湯などを使えばお湯だけで完結するので便利です。
4・ドアの隙間風をテープでシャットアウトする
意外と部屋のドアの隙間が広くて、冷気が入ってエアコンの効きが悪いという場合も。その場合は100円ショップで売られている「隙間防止テープ」を使って塞ぐようにしてみるのも効果があります。せっかくの暖房の効果を逃がさない対策としておすすめです。
エアコンの温度問題、解決の鍵
エアコンの温度設定が原因で余計な揉め事が増えるのは、気が休まりません。設定温度を「冬は低めに、夏は高めに」使って、あとはエアコン以外で暖を取る方法を実行してみましょう。
快適な温度ではないかもしれませんが、節約効果が高いのがメリットです。浮いたお金で美味しいものを食べるなどご褒美を設けると、1~3℃くらい、気持よく譲ってもらえるかもしれません。