業務用エアコンの風よけ対策に手作りルーバーは有効か?
エアコンの風よけ問題。みんな頭を悩ませています。。。
エアコンの「ルーバー」という部品をご存知でしょうか?
ほとんどのエアコンは、スイッチをONにすると風の吹き出し口が開き、風向きを調整すると角度が変化します。その動作する部分が、今回お話しするルーバーです。
風向きと深く関係しているルーバーは、風あたり問題と直結した部品です。
そのため、市場ではアシスト機能として後付けできるルーバーも発売されています。
しかし、中には風よけ対策としてルーバーを手作りするというケースも。
果たして、その効果はいかなるものでしょうか?
「寒い」「乾燥する」エアコンの風問題
「エアコンの風が直撃して辛い」という経験をされた方は多いのではないでしょうか?
もし、オフィスの席にエアコンの風が直撃してきたら、真夏なのに長袖のカーディガンが手放せない。冬は顔がほてるし乾燥する。これでは仕事に集中できません。
快適に過ごすために導入した業務用エアコンも、風あたり次第では逆効果になることも。
とはいえ、空気をコントロールして対流させるのがエアコンの働き。
エアコンは、風を送らないと効果を発揮することができないため、風とは切り離せない関係にあります。
こうした風よけ問題を解決するために、エアコンのプロである各メーカーは、知恵を絞って日々工夫をしていますが、それでも根本的な解決に至らないほど、業務用エアコンにとって風よけ問題は大きな壁なのです。
業務用エアコン+手作りルーバー=?
業務用エアコンを導入しているオフィスや店舗では、風よけ対策のためにルーバーを手作りして使用しているケースがあります。より快適な空間を得るために、紙製の簡易的なものからプロ顔負けのクオリティのものまで、様々な工夫をされているようです。
しかし、業務用エアコンに手作りのルーバーを使用するのは、推奨できない方法です。
なぜなら、ルーバーは空気の対流や空調効率まで計算して作られた精密な部品だからです。
そのため、手作りのルーバーを使用することで、熱効率の悪化や電気代の上昇を招く可能性があります。また、手作りのルーバーは結露の問題も抱えています。
結露によって、ルーバーから雨漏りのように水が滴るといったトラブルも否めません。
業務用エアコンは、ルーバーも含めて計算されたマシンです。
手作りよりも、できるだけ純正のルーバーを使用することをおすすめします。
業務用エアコン+市販のルーバー=?
市販のルーバーは、結露による水滴対策が施されているものも多く流通しています。
空気の対流の問題を解決することはできませんが、
使用している業務用エアコンに合うルーバーを選べば、一時的な風よけ効果は期待できます。
設置する際は、しっかりと固定して落下事故を防ぎましょう。
ルーバーの風よけ問題はプロに相談するのがベスト
風よけ問題を回避するには、業務用エアコンを設置する段階でプロに相談することをおすすめします。
ご自身でルーバーを後付けした際に、エアコンのパネル破損などのトラブルが起きても保証の対象にはなりませんし、プロであれば、人に直接風が当たらないように業務用エアコンの設置位置やルーバーの設置まで計算ですることができるからです。
ただし、設置後に空間のレイアウトを変えてしまうと、計算された設計が効果を発揮しない場合もあります。相談前に室内の使用用途は明確にしておきましょう。
エアコンコムでは、お客様のご要望や現場の状況によっては、ルーバーのみの取り付けにも対応しております。
何かお困り事がありましたらお気軽にご相談ください。プロの経験で、現場に合った最適な方法をご提案いたします。