エアコンで熱中症を防ぐ!室内で仕事中に熱中症になる人も
熱中症を甘く見ない!油断しない!効率的にエアコンを使いましょう。
節電意識の高まりにより、暑いにも関わらずエアコンを使わない方が増えています。
でも、暑さは体からのSOSサイン。
熱中症になってしまったら元も子もありません。
エアコンが効いていたらなあ
最近、徐々に暑くなってきましたね。
現場仕事は暑くなると体力を消耗します。
特に我々エアコン業者はほぼ間違いなくエアコンの効いていない室内・屋外での作業となりますので、汗は本当にかきますよ。
水分補給、塩分補給は必須です。
また、出来る限りにおいにも気を使っています。
たまに余りの暑さのせいか、
「エアコンの効いた室内でエアコン取り付け工事をしたいなあ。誰か先にエアコン取り付けてくれればいいのに」
なんて妄想をする時があります。
暑さで思考回路が鈍っているんでしょうか。
熱中症患者は年々増えている!?
さて、暑くなると対策を考えなければならないのが「熱中症」です。
近年熱中症で病院に運ばれる方が増えているそうです。
この熱中症、我々のように暑い場所で仕事をする人、屋外でスポーツなどをしている人がかかるようなイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、実は室内での熱中症患者が増えているんです。
理由としては猛暑日や熱帯夜の増加もあるんですが、正直なところ「過剰な節電意識」もあったりします。
この辺は難しい問題なので言葉を選びながら話さないといけませんが、東日本大震災以降の節電意識の高まりにより、暑いにも関わらずエアコンを使わない方が増えているんですよね。
さらに、「室内で熱中症になる」というイメージがわかないためか、屋外で作業をする人に比べて水分補給が遅れることが多いんですね。
中には室内で仕事中に熱中症になる方もいます。
体力の衰えた高齢者だけの問題ではないんです。
「室内だから」「若いから大丈夫」なんて油断しないでくださいね。
熱中症予防のための業務用エアコン活用方法
熱中症予防のためにはどのように業務用エアコンを活用すべきでしょうか?
これは、誤解を恐れずに言えば「暑ければきちんとエアコンを使う」これだけです。
人間、痛みを感じますよね。
これは痛みを感じないと身体にとって重大な損傷をしても気づかず、死に至る危険性があるからです。
身体の防衛手段として痛みを感じるわけですね。
暑さも同じです。
暑いと感じるということは、体からのSOSサインだと言えます。
なので、エアコンで室内の温度調節をするなどしっかりと対策をとってください。
やせ我慢は意味がありません。
温度調節、湿度調節
具体的には、室内の温度が30度を超えると熱中症の危険性が増しますので、28度を目安に温度設定します。
ただ、28度で暑いと感じる場合は、思い切って温度設定を下げてみましょう。
その後、快適になったらエアコンを切ったり、28度に戻したりすればOKです。
また、湿度の調整も重要です。
湿度が高いほど体から汗が蒸発せずに熱中症になる危険性が増します。
湿度が高いときは除湿機能をうまく利用してください。
節電方法は温度設定以外にも色々ある
あとは、これまでに何度か解説しています通り、フィルターの清掃、室外機の清掃によってエアコン効率を上げられます。
消費電力を気にするのならば、まずはこちらをチェックしてみてください。
参考:業務用エアコンフィルターの外し方、清掃方法
参考:業務用エアコンの消費電力を下げる方法!その省エネ効果は?
さらには窓にはカーテン、ブラインドを用いるなど、室内が暑くならないような基本的な工夫も重要ですね。
熱中症対策としては、やはりこまめな水分補給です。飲みましょう。
まとめ
「節電しなくてはいけない」「温度は28度設定」など、エアコンを使う上での定説のようになっていますが、熱中症になってしまったら本末転倒です。
フィルターや室外機をキレイにする、省エネタイプの新機種に買い換えるなどいくらでも節電方法はありますので、エアコンを使うことに過剰に抵抗感を感じないでくださいね。
まずはあなたが健康でいることが重要です。