業務用エアコンの暑さ対策まとめ|室外機を守る4つのポイント
業務用エアコンの性能を守るのは、たった4つのシンプルな工夫。
業務用エアコンの効きが悪くなる原因のひとつに、「室外機の暑さ」があります。
特に真夏の直射日光や風通しの悪い環境では、室外機が熱をうまく逃がせず、冷房効率が大きく下がってしまうことも。
エアコンを快適に、そしてトラブルなく使うためには、暑さ対策が欠かせません。
本記事では、業務用エアコンの室外機を守るために知っておきたい、4つの基本対策をご紹介します。
日々のちょっとした工夫で、快適さと省エネの両方が手に入ります!
室外機の暑さ対策、実は雪対策と同じ考え方!
以前、こんな記事を書きました。
この記事では、「エアコン室外機は寒さに弱いので、雪への備えが大事ですよ」という話をしました。
読んでいただいた方ならピンとくるかもしれませんが……実は、エアコンって 暑さにも弱い んです!
なぜかというと、エアコンは本体と室外機の間で「熱交換」をすることで温度を調整しているから。
寒い日は、外で冷媒を温めるのが大変。
暑い日は、その逆で冷媒を冷やすのが大変。
つまり、寒さも暑さもエアコンの大敵 ということですね。
特に真夏の猛暑日には、室外機がフル稼働した結果、トラブルでエアコンが止まってしまうことも……。
接客業の店舗などでは、それだけで一大事です。
エアコン効率を上げるための暑さ対策4つ!
そんなトラブルを防ぐには、前回の雪対策と同じく「室外機が過酷な環境にならないようにする」ことが大切です。
具体的な方法は、こちらの4つ!
① 風通しをよくする
室外機の熱交換は「空気の流れ」が命。吹き出し口の前にモノを置いたり、ゴミが詰まっていたりすると、効率がガクッと下がります。
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吹き出し口の前をふさがない
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アルミフィン(網のような部分)にゴミがたまっていないかチェック
冷房時も暖房時も共通で大事なポイントです!
② 直射日光を避ける
室外機に直射日光が当たると、本体の温度が上昇し熱交換がうまくいかなくなります。
すだれやよしずを使って日陰を作るのが効果的。
ただし、完全に覆うのはNG!
風通しを妨げてしまっては本末転倒なので、日陰は作りつつ空気の流れを確保しましょう。
③ 水をかけて冷やす
室外機は外にあるものなので、雨に濡れても大丈夫。
特に猛暑日は、上部に軽く水をかけてあげることで、気化熱によって冷却効果が得られます。
※ホースで下部に勢いよく水をかけるのはNG。部品の故障に繋がる恐れがあるので要注意。
こちらの記事で詳しく解説しているので合わせてチェック↓
④ 室内への直射日光もカット
室外機だけでなく、室内の温度上昇を防ぐことも大事です。
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窓が多い部屋は、遮光カーテンやブラインドを使う
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すだれを外からかけて熱の侵入を防ぐ
少しの工夫で、エアコンの負荷はグッと下がりますよ。
まとめ:ちょっとの工夫が快適さを守る!
エアコンの仕組みを知れば、対策は意外とシンプル。
冷やしたり温めたりする「熱の流れ」をスムーズにするために、室外機や部屋の環境を整えてあげるだけで、電気代の節約にもつながります。
ちょっとしたひと手間で、この夏も快適&安心に過ごしましょう!
業務用エアコンのことでお困りなら、お気軽にご相談を!
「うちの室外機、このままで大丈夫?」
「対策って具体的に何をすればいいの?」
そんな疑問やご不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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