業務用エアコンの廃棄方法！正しい処分の仕方について

公開日：2016年4月22日
最終更新日：2023年2月17日

処分の仕方を間違えると50万円以下の罰金に！

業務用エアコンを新しく買い替える時、これまで使用してきた古い業務用エアコンはどうやって処分すれば良いのでしょうか？
業務用エアコンは独自の段階を経て処分される製品です。その方法を正しく行わないと、法律違反を犯してしまいます。
業務用エアコンを処分したいのであれば、入れ替え買い替えの際にエアコンコムまでご相談下さい。

意外と知らない業務用エアコンの処分方法

業務用エアコンが不要になっても、処分方法がわからないという人がほとんどだと思います。

そんな時「自宅のエアコンを処分したことがあるから大丈夫」「適当に業者に頼めばいいや」という考えはちょっと危険です。
家庭用エアコンと業務用エアコンの処分方法は全く異なります。

そのため、依頼する業者選びも違います。まずは、業務用エアコンと家庭用エアコンの処分の違いを把握しましょう。

業務用エアコンのお悩みならエアコンコムへ

正しく処分しないと法律違反になってしまうので注意

まず、業務用エアコンの処分方法は「フロン回収・破壊法」という法律で定められており、特殊な工程を経て処分することが義務づけられております。

これに対して、普段家庭で使っているルームエアコンは「家電リサイクル法」という法律に基づいて処分を行います。

同じエアコンでも業務用と家庭用では法律・処分方法が異なるため、注意しなければなりません。

・業務用エアコンは産業廃棄物扱いになる
皆さんが普段使っている家庭用エアコンには家電リサイクル法が適用され、その法律に従って処分を行います。しかしこの家電リサイクル法はあくまで家庭で使用するレベルのものに限りますので、会社や工場など事業目的で使用する業務用エアコンは適用外になります。

つまり業務用エアコンは産業廃棄物扱いになりますので、家電リサイクル法とは違う「フロン回収・破壊法」に従って正しく廃棄をする必要があります。

間違ってもゴミ捨て場に捨てたりしないよう注意しましょう。産業廃棄物は自治体回収での処分ができませんので、不法投棄とみなされ罰金が科せられる可能性があります。

・フロン回収・破壊法について
業務用エアコンにはフロンガスという有害ガスが使用されています。このフロンガスというのは、放出されると地球環境にとても悪影響が有り、また肌に誤って付着した場合は凍傷を引き起こす可能性もあるとても危険なガスです。

そのため、確実にフロンガスの回収・処理をしなければなりませんので「フロン回収・破壊法」にて厳しく取り締まられています。

また、フロンガス回収は各都道府県の回収業者登録がなければ実施ができませんので、廃棄をしたい場合は必ずこの登録が済んでいる業者に依頼をしましょう。

業務用エアコンの正しい処分の方法とは？

業務用エアコンを正しく処分するには、まずは業務用エアコンの撤去～処分を行っている業者を探します。その際にフロンガスの回収登録の有無や、実績があるかどうかの確認も必要です。

業務用エアコンの廃棄は産業廃棄物取扱業者に行っていただく必要がありますので、それも踏まえてきちんと処分してくれる業者を探しましょう。

・自治体に登録されている業者に依頼する
業務用エアコンの持ち主がするべきことは、正しく処分できる業者を選ぶことだけです。○○法・フロンガスなど聞き慣れない言葉が多いため一見難しく思われがちですが、処分までのながれは「業者を探す→依頼する」と、とてもシンプルです。

市区町村のホームページに掲載されている「自治体に登録されている業者」であれば安心できますが、念のため正しく処分を行ってくれるか確認しましょう。

業務用エアコンを処分したい、フロンガス回収もしてほしいと伝えれば後は業者が進めてくれますので、まずは問い合わせてみましょう。
・フロン回収と機器の処分に伴い2つのパターンが存在
業務用エアコンを廃棄するには、フロンの回収、処分をするには産業廃棄物取扱業者に依頼をする必要があります。その際、依頼するには下記の2パターンが存在します。

1.全ての作業を一括で依頼する
（例：産業廃棄物取扱業者にフロン回収から処分まで全ておこなってもらう）

2.フロン回収と処分を別々の業者に依頼する

フロンガス回収も業務用エアコンの処分も、どちらも都道府県の登録や産業廃棄物取扱業者の登録がある業者しか行えませんので、必ずそれらの登録がある業者を選ぶようにしましょう。

また、処分はできるが取外しやフロン回収はできない業者もいますので、全ての作業を一括でできる業者を選ぶことで手間とコストの削減ができます。

業務用エアコンを設置してくれる専門の業者であれば全てを一括で引き受けてくれる所もありますので、一度相談することをオススメします！

もし、依頼した業者が正しく処分しなかったら？

依頼した業者が、業務用エアコンを放置したり、正しく処分しなかった場合はどうなるのでしょうか？

もしフロンを放出させてしまったら、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。そして、罰則が課せられるのは、業者ではなくエアコンの持ち主である依頼人です。
無許可の業者に依頼してしまった、間接的に法律違反をされてしまったなど、処分を巡るトラブルを避けるためにも、必ず信頼できる業者さんに依頼しましょう。