エアコン室外機の掃除、清掃は必要なの?自分で掃除する方法
エアコン室外機の掃除、清掃の必要性について考えてみる
エアコンの本体やフィルター清掃はするけれど、エアコン室外機は掃除しなくていいの?
室外機の掃除をする目的は、室外機にとって働きやすい環境を整えてあげることです。
その具体的な方法をご紹介します。
室外機が話題です
最近業界では何かと話題のエアコン室外機。
その影での活躍ぶりに、とうとう一般の方の間でも徐々に人気が上昇しているとかいないとか。
一部では、次に来るゆるキャラは「エアコン室外機くん」なんじゃないかとまで言われているそうです。
当サイトでもエアコン室外機にスポットライトを当ててご紹介しています。
参考:業務用エアコンの室外機の種類。単品購入は可能?
参考:エアコン室外機の雪対策。事前対策と事後対応とは?
今回は、そんなエアコン室外機の日頃の苦労をねぎらうべく、いたわってあげるお話です。
つまり、「エアコン室外機の清掃について」です。
室外機も掃除したほうがいいのかな?
エアコンのフィルター清掃をしていて、
「あれ?室外機も掃除したほうがいいのかな?」
なんて考えたことがある方は結構いらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、間違いなく掃除をしたほうがいいです。
というよりも、「室外機にとって働きやすい環境を整えてあげる」という表現のほうがしっくりきます。
エアコン室外機は外に設置されることを前提に製造されていますので、基本的にはメンテナンスフリーとなっています。
雨にさらされたり、汚れることを前提として造られているということですね。
しかし、熱交換器の効率を考えますときれいにしておいた方がいいのは間違いありません。
また、直射日光が当たるのを防ぐ、目の前にモノを置かない、枯れ葉などの詰まりを除去するなど、掃除と合わせて環境の見直しをしてあげると良いですね。
夏場では直射日光が当たるのを防ぐだけで、エアコン効率や電気代が10~20%改善するとも言われています。
室外機のメカニズム
室外機の具体的なメカニズムとしては、「熱交換」が行われています。
夏場の冷房であれば、暖まった冷媒を冷やす作業を室外機で行っています。
冬場の暖房であればその反対で、冷たくなった冷媒を温める作業を行っています。
この作業をする上で邪魔な要因を取り除きますと、エアコン効率が向上するわけですね。
夏場であれば、室外機で冷媒を冷やすわけですから、直射日光が当たっていれば冷えにくくなるのはお分かりいただけると思います。
ですので、猛暑の日には室外機に水をかけることも有効な対策となります。
その熱交換を行う上で、室外機にホコリや泥、落ち葉などが溜まっていると効率が悪くなるわけです。
このことを意識していただけますと、室外機に対して何をしてあげれば良いかの基本的な判断ができると思います。
室外機の具体的な清掃手順
清掃前に必ずエアコンのスイッチを切ってください。
室外機内部のファンが回っていると怪我をしてしまう恐れがありますので、必ず電源を切ってから掃除してください。
まずは室外機周りのゴミや落ち葉などの取り除きです。
室外機と壁の隙間にゴミなどが溜まっていることがありますので、それらを除去していきましょう。
次に、アルミフィンの清掃です。
ホコリ等が溜まっている場合は、掃除機のブラシのアタッチメントを使って吸い取ったり、使い古した歯ブラシなどで汚れを除去してください。
その後、濡れ雑巾などで浮き上がった汚れをきれいに拭き取ればOKです。
水を使って洗浄する場合は、必ず上からかけるようにしてください。
前述しました通り、室外機は雨に濡れることを前提に製造されていますので、上方からの水は問題ありません。
しかし、下からかけてしまうと内部に水が溜まってしまい故障の原因になります。
プロにおまかせください
掃除としては、ご自身でできることはこれくらいです。
これらを年に1、2回行うだけで大丈夫です。
間違っても分解などはしないでくださいね。
更なる清掃を求める場合、異常を感じた場合などは、室内機と合わせてエアコンクリーニング業者に依頼するのがオススメです。
弊社でもエアコンクリーニングに対応いたしておりますので、お気軽にご相談ください。