エアコンで快適睡眠!寝るときに最適な温度とエアコン設定は?
エアコンはつけて寝る派?消して寝る派?
暑さで寝苦しい夜が訪れると、必ず話題になるのが「寝る時はエアコンどうしてる?」
就寝時のエアコンの扱いは賛否両論ありますが、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、熱帯夜にエアコンをうまく使う方法から、気になる電気代についてまでお話ししたいと思います。
エアコンは寝る時に消した方がいいの?
「エアコンをつけたまま眠ると体がだるくなる」「健康のためにエアコンをつけずに寝る」という声も多い中、それでも私たちを悩ませるが睡眠時のエアコンのON、OFF。果たして熱帯夜でもエアコンをつけて眠るのは体に良くないのでしょうか?
答えはNOです。むしろ、蒸し暑さを我慢して寝つけなくなったり、眠っていても暑さで目が覚めてしまう方が、睡眠不足や睡眠の質の低下を招いてしまいます。
「エアコンをつけたまま眠ると体に良くない」という説は、エアコンの温度設定に問題がある場合に当てはまります。睡眠に適した温度設定さえしていれば、エアコンは快適な睡眠に欠かせないアイテムです。
睡眠時に最適な温度とエアコンの設定とは
快適な睡眠には、室温26〜28度、湿度50~60%の環境が理想的です。特に入眠から3時間の間は、脳の休息である「ノンレム睡眠」が訪れます。
脳が休んでいる間は体温調整がうまく働きません。そのため、入眠から3時間程度は快適な環境を整えることが質の良い睡眠につながります。
一晩中エアコンをつけることに抵抗がある人は、おやすみタイマーを使って入眠から3時間だけでもエアコンをつけることをおすすめします。
また、眠る30分前からエアコンをつけるのもポイントです。あらかじめ壁や天井まで冷やしておくと、エアコン停止後に部屋の温度が急上するのを防げます。
エアコンをつけたまま寝ると体がだるくなるのはなぜ?
睡眠時の冷房で体がだるくなるのは、冷えすぎが原因です。睡眠時は副交感神経が活発になり体温が下がります。
そのうえで必要以上に体を冷やし続けると血行が悪くなり、起きたときに体のだるさを感じるのです。以下を参考に睡眠時の冷えすぎを防ぎましょう。
- 室温を25度以下に設定しない
- 事前に部屋を26度に冷やし、眠るときに28度に変更する
- おやすみタイマーをつかう
- 扇風機の首振り機能を利用してエアコンの冷風を拡散させる
エアコンをつけたまま寝るときの4つのポイント
1.室温を25度以下に設定しない
2.事前に部屋を26度に冷やし、寝るときに28度に変更する
3.おやすみタイマーをつかう
4.扇風機の首振り機能を利用してエアコンの冷風を拡散させる
一晩中つけっぱなしにすると電気代が高くなる?
ネット上でも話題になっている「エアコンは、つけっぱなしの方が電気代がかからない」という説。エアコンは起動時に多くのエネルギーを使用します。
そのため、頻繁につけたり消したりするよりも、つけっぱなしの方が電気代がかからないという説も一理あります。エアコンの寿命という観点からすると、24時間常に稼働させるのはおすすめできません。
しかし、電気代だけに着目するのであれば、低すぎない温度設定を長時間キープする方が良い場合もあります。
詳しくは過去の記事を書いていますので、よろしければご覧ください。
暑い夜に我慢は禁物!エアコンで質の良い睡眠を保ちましょう
夏の睡眠不足は、夏バテの原因になることもあります。毎日しっかりと体力を回復するためには、質の良い睡眠が大切です。快適な睡眠を得るためにも、暑さを我慢せずにエアコンを上手に使いましょう。