季節で変わる!赤ちゃんに優しいエアコンの設定温度とは?
大人に合わせた設定温度じゃダメなの?
赤ちゃんや小さな子どもに対して、エアコンの設定温度はどうするべきか悩んだ経験はありませんか?特に夏の時期は、出掛け先の冷房が効きすぎていて、うっかり体を冷やしてしまうこともありますよね。まだ「暑い」「寒い」と訴えることのできない赤ちゃんや小さな子どもは、体の機能や行動パターンが大人と異なります。その特徴を踏まえた上で、快適な設定温度とエアコンの役立つ機能についてご紹介します。
赤ちゃんや小さな子供の特徴
体温調整ができない
生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節ができません。小さな子供においても、体温調整をする機能がまだ未熟です。
そのため、大人よりもエアコンなどの環境に左右されやすく、ダイレクトに影響を受けてしまいます。この機能が整ってくるのは2歳を過ぎたあたりからと言われており、まだ自分で衣服の着脱ができない・まだ口で上手く伝えることができない小さな子供に対しては、温度管理が必須です。
抵抗力が弱い
子どもは大人と比べて抵抗力が弱いため、室内の空気環境も重要です。エアコンのクリーニングを怠ると、カビやハウスダストが放出されてアレルギーやアトピーの原因になる場合もあります。
常に空気を清潔に保つ工夫が必要です
床温度の影響が大きい
赤ちゃんは一日中ほぼ寝たままの状態です。動けるようになっても、まずは床をハイハイなどで移動します。
ひとり歩きをするようになっても、100cmにも満たない身長です。つまり、大人に比べて床に近い場所で活動しているということ。
エアコンを使用した部屋で快適に過ごすポイントは、床温度と大きく関わりがあるのです。
春のエアコン設定温度は?
春は季節の変わり目で気温が不安的になる時期です。
暖房が必要な肌寒い日は20〜25℃の設定がおすすめです。
日中の気温が上がりはじめたら、エアコンを使用する時間を制限したり、設定温度を20〜22℃程度にコントロールしましょう。
穏やかな気温の日は無理にエアコンを使用しなくてもOKです。乾燥対策のためにも、朝晩の冷える時間だけ使用するようにしましょう。
大人の体感で肌寒いと感じていても、赤ちゃんは意外と平気な時もあります。お腹と背中を触ってあたたかい時は、さほど寒いと感じていないはずです。
夏のエアコン設定温度は?
赤ちゃんは、夏場は大人の約2倍の汗をかきます。
汗が蒸発する際に、熱が奪われて体温が下がるため、冷房で体が冷えすぎないように気を配りましょう。
汗で衣服が濡れていたら着替えをして、冷房は少し高めの25~28℃の設定に保ちましょう。
就寝時は通常より1~2℃高く設定し、直接体に風が当たらないように注意しましてください。湿度は40~60%を保つのが理想です。
秋のエアコン設定温度は?
秋は、春と同様に季節の変わり目で気温が不安定になります。
残暑が厳しい時期は25~28℃の設定で冷房を使用し、肌寒い時期になったら20〜25℃の設定で暖房を使用しましょう。
夕方に近づくと一気に気温が下がる日も増えてきます。
赤ちゃんが午後の昼寝をする時は、冷えないように冷房を切りましょう。
気温が15℃を下回るようになったら、暖房に切り替える目安の時期です。
それでも、体感温度が低くなければ無理に使用する必要はありません。
衣服の種類やスリーパーなどでコントロールしましょう。また、暖房と同時に加湿器の用意も忘れずに!
冬のエアコン設定温度は?
暖房の温かい空気は上に上がる性質があります。
大人が温かいと感じていても、床やベビーベッドで寝ている赤ちゃんの位置は温度が低いことも。
温かい空気を巡回させる工夫や、湿度を上げる工夫も効果的です。
湿度が上がると体感温度も上がりますし、何よりも乾燥対策になります。
風邪やインフルエンザが流行りやすい季節でもあるので、暖房は20~23℃を目安に、室温は40~60%を保つようにしましょう。
就寝時は脱水症状を避けるためにも暖房をOFFにしましょう。
就寝1時間後に暖房がOFF、起床1時間前に暖房がONになるようにセットすると、入眠や起床がスムーズになります。
業務用エアコンは何度に設定すれば良いの?
赤ちゃんは、夏場は大人の約二倍の汗をかきます。その汗が蒸発する際に熱が奪われて体温が下がるので、夏場の室温は少し高めの25~28度が最適です。(汗で衣服が濡れた場合は着替えさせます)
就寝時は通常より1~2度高く設定し、直接体に風が当たらないように注意しましょう。
また、快適に過ごすためには湿度もポイント。湿度は40~60%を保つのが理想です。
赤ちゃんや子供に役立つ業務用エアコンの機能
「赤ちゃんや子供がいる場所のエアコンの設定」と聞くと、真っ先に思い浮かぶのは家庭用エアコンかもしれません。
しかし、病院、幼稚園、保育園、託児所やキッズコーナーなど、公共の場でも子供に対して配慮すべき場所が多々存在します。
家庭と違って自由に温度調整できない場所だからこそ、親の目線を取り入れた機能が重宝されます。
ダイキンのオートクリーン機能
ダイキンの業務用エアコンに搭載されている「オートクリーン機能」は、毎日自動でエアコンのフィルターをお掃除してくれます。
常にフィルターが清潔なので、綺麗な空気を保ちつつ優れた気流性能を発揮します。
人感センサーなどのセンシング機能
赤ちゃんがいる場所に設置する業務用エアコンは、人感センサーの搭載がおすすめです。人のいる場所を感知してエアコンの風当たりを回避したり、人の増員や活動量を感知して自動で温度調整する機能もあります。
特におすすめしたいセンシング機能は、床温度を検知するセンサー。夏場は床の冷えを防ぐため、背丈の低い小さい子供やハイハイの赤ちゃんにも優しい温度設定が可能です。
湿度を自動でコントロールする湿度センサーも便利な機能のひとつ。
赤ちゃんや小さな子供のいる場所にとって、業務用エアコンのセンシング機能は必須と言っても良いでしょう。