エアコンのクーラーが冷えない!原因と解決策を考える
全然冷えないじゃないかー!
エアコンの冷房(クーラー)を使っているのに、なぜか全然冷えない。
イライラしてしまうシチュエーションですが、まずは冷静に原因を探ってみることが大切です。
原因を特定して、正しい対処をしましょう。
暑すぎる日本
最近の日本の夏は本当に暑いです。
そんなめちゃくちゃ暑い日、エアコンの冷房を運転するもなぜかあまり冷えない。。。
「すぐには冷えないだろう」と思い、20分、30分と我慢するも一向に冷える気配が感じられない。。。
暑さもあり、本当にイライラしますよね。
エアコンの冷房運転をしていて冷えない場合、いくつかの要因が考えられます。
まずは冷静にその原因を探ってみましょう。
大きく分けて3パターン
エアコンの冷えが悪い場合、大きく分けて以下の3つの要因に分けられます。
・フィルターの掃除などのメンテナンス不足
・本体、室外機の故障
・エアコンの性能と部屋の大きさや環境が合っていない。パワー不足。
それぞれ順番に解説していきます。
単に掃除していないだけ、という場合も
まずはメンテナンス不足を疑ってみましょう。
エアコンが全然効かないと思ったら実はフィルターにホコリがびっしり、そんなことは結構あります。
冬場に溜まっていたホコリや汚れを除去せず、半シーズン放置していてこびり付いているなんて場合も。
フィルターやアルミフィンに汚れが付着していないか確認し、汚れている場合は掃除機などで除去していきましょう。
汚れがひどい場合はフィルターを水洗いする、業者にクリーニングを依頼するなどしてくださいね。
室外機は盲点
また、忘れがちなのが室外機のメンテナンスです。
室外機なんて購入以来一度もまともに見たことがないなんて方も多いのではないでしょうか?
エアコンは室内の本体と室外機がセットになって働いています。
室外機のメンテナンスを怠ると、エアコン本体も効率的に運転することができません。
まずは室外機の周りにモノが置いていないか、アルミフィンにゴミや汚れが付いていないか見てみましょう。
室外機にカバーがかぶっていたなんてオチも結構あるんです。
また、室外機は熱交換をしていて、冷房運転であれば暑い室外で熱を放出するという運転をしなくてはならないわけです。
これは普通に考えて厳しいですよね。
暑い中で熱を外に出さなくてはいけないわけですうから。
なので、室外機自体の温度を下げる工夫をすると熱放出の効率があがり、つまりは冷房運転の効率が上がります。
具体的には室外機に直射日光が当たらないようにヒサシをつけたり、暑すぎる日は上から水をかけて冷やしてあげるなどですね。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
参考:エアコン室外機の暑さ対策。直射日光を当てないほうが良い?
30分経過しても冷たい空気が出ないならば・・・
ひと通りメンテナンスをしたけれど、それでも全く冷えない。
その場合は故障を疑う必要があります。
送風口に手を当てて確認してみてください。
冷房運転の最初はなかなか冷たい空気が出てきませんが、しっかりメンテナンスをして30分運転してそれでも冷たい空気が出てこないなら異常です。
本体、もしくは室外機が壊れている可能性が高いですね。
故障の原因としては冷媒と呼ばれるガスが漏れている、コンプレッサーが故障しているなど色々考えられますが、やはり専門家に見てもらうのが一番です。
できればエアコンの専門家に修理の見積もり依頼をするといいですね。
一番悲しいパワー不足。できる限りの対策をしてみる
もう一つ、買ったばかりのエアコンの場合、送風口から冷たい風が出ているにも関わらずなかなか冷えない場合があります。
これは残念ながらパワー不足を疑う必要があります。
エアコンの能力は通常お部屋の広さによって選びますが、熱源のありなしによってはそれでは能力不足の場合があります。
一般家庭ではよほどのことがない限り強い熱源はないと思いますが、飲食店などで家庭用エアコンを使っている場合などは注意が必要です。
また、一般家庭の場合でもガラス張りのお部屋などはパワー不足になる可能性があります。
その場合、まずはお部屋の熱を極力取り除き、温度を上昇させないことを考えてみてください。
具体的にはカーテンやブラインドを利用する、熱の発生するものは極力使わない、従来型の電球からLED電球に変えるなどがあります。
それでもうまくいかない場合は、残念ながらパワー不足の可能性が高いですね。
買い換える、もしくはもう1台取り付けるなどの対応が必要になります。
業務用エアコンの導入・メンテナンスに最適な時期
業務用エアコンの導入やメンテナンスをする場合、春(3月~5月)または秋(9月~10月)にかけて依頼するのがおすすめです。
業務用エアコンが壊れやすい時期は夏場や冬場、エアコンの出番がきてからとなります。お問い合わせも殺到している時期なので、修理や交換工事に時間がかかってしまいます。
春や秋は市場的には閑散期のため、予約の取りやすさに加えて、交換や工事の対応が早かったり、通常より値段が安くなることが多いです。
5月中旬は冷房を使い始める人や10月下旬の急な寒さに暖房をつける人が多いため、故障に気づいたお客様からどんどん修理の予約が埋まってしまいます。
できるだけ早めに試運転をして、故障していないか確認しましょう。
また、業務用エアコンは10~15年が買い替えの目安と言われています。10年近くお使いの場合は、買い替えの計画を考えてみてはいかがですか?
夏の混雑時期を避けるように点検・修理・工事を完了させておくことで、暑苦しい夏場のお店を快適な環境にすることができます。
掃除をすれば故障を防ぐことも
定期的な掃除やメンテナンスをしておくと、故障するリスクを低減させることもできます。
無理な運転を防ぐことができるわけですね。
とは言え、エアコンは残念ながら結構故障してしまう機械ですので、日頃から気にかけてあげることが大切です。