超省エネエアコンとは?APF値が2015年省エネ法基準値をクリア
超省エネエアコンって何?本当に省エネなの?
昨今のエアコンには「省エネ」というキーワードが使われていることが多いですよね。
その中で、「超省エネエアコン」というキーワードも出てきました。
超省エネエアコンの基準は何なのでしょうか?
省エネは家電の大きなテーマ
家電、特にエアコンに関しては以前より「省エネ」というのは一つのキーワードになっていました。
家計のランニングコストである電気代の節約に繋がりますので、マーケティングの意味合いでも重要なワードとなっています。
やっぱり、「電気代が安くなる!」と言われると、「おっ!」と思いますよね。
私も月々の家計のランニングコストを少しでも落として、自分のお小遣いを上げたいと日々思っています。
現実としては、ランニングコストを削っていくと嫁の節約スイッチが入ってしまい、お小遣いまで削られていくんですけどね。。。
超省エネエアコンだと!?
業務用エアコンも家庭用エアコン同様、省エネはずっとキーワードになっています。
家庭用エアコン以上に大きな電気代が発生しますので、その分節約効果も大きくなるわけです。
お客様の中でも、月々の電気代基準でエアコンを選ばれる方は結構いますよ。
そんな中、「超省エネエアコン」という新たなワードが出てきました。
これは何なのでしょうか?
エアコンのエネルギー効率を表すAPF値
まず、エアコンのエネルギー効率を表す数値として、「APF値」というものがあります。
Annual Performance Factorの略称で、1 年間を通してエアコンを運転したときの、消費電力1 kW あたり の冷房・暖房能力を表わしています。
ちなみに計算式は以下のとおり。
APF=(冷房期間中に発揮した能力の総和+ 暖房期間中に発揮した能力の総和)/(冷房期間中の消費電力量の総和+暖房期間中の消費電力量の総和)
つまり、この値が大きいほどエネルギー効率が良いということですね。
「省エネ」は勝手には名乗れません
実は、「省エネ」というのは勝手に名乗れるわけではありません。
「グリーン購入法」で定められた基準において、上記のAPF値が一定の水準を超えた場合に名乗ることができます。(標準省エネタイプ)
そして、新たに出てきた「超省エネエアコン」は、この「グリーン購入法」の基準よりAPF値の高い「2015年省エネ法」の基準値をクリアしているものをいいます。
ちなみに、これから出る新型番の商品は、いずれのメーカーのものもほぼすべて、2015年省エネ法基準値をクリアしているものになります。(2015年3月現在)
超省エネタイプと標準省エネタイプどちらを選ぶ?
では、超省エネタイプと、標準省エネタイプの違いは何かというと・・・、それは本体価格の差です。
当然ですが新基準の超省エネタイプは、新しい分、本体価格は若干高いことが多いですね。
一方、ランニングコストに関しては、超省エネタイプの方が高いAPF値をクリアしているため、必然的に低くなっていると言えます。
ですので、ランニングコストを重視するなら超省エネタイプ、
イニシャルコストを重視するならば標準省エネタイプを選ばれると良いと思います。
ただ、これらは適切な機種を設置した場合の話です。
部屋の大きさや熱源の割りに馬力が足りないと、いくら省エネタイプでも電気代はかさみます。
現場に合った業務用エアコンを選ぶには、やはりプロに現場確認のうえ提案してもらうのがいいですね。